CHAPTER 01
子宮鏡検査
細径の内視鏡を腟から子宮腔へ挿入し、カメラで子宮内部の状態を直接撮影します。検査には診断型(軟性)と手術型(硬性)があり、軟性鏡による検査は迅速で負担が少なく、多くの場合は麻酔なしで完了します。医師は検査結果に基づき、追加の治療や手術が必要かを判断します。
対象となる方
- ✓不妊症
- ✓反復流産および着床不全
- ✓子宮内膜ポリープ・筋腫
- ✓超音波またはその他の画像検査で異常が見つかった場合
Hysteroscopy
子宮鏡には診断型(軟性)と手術型(硬性)があります。 軟性鏡は主に検査に使用し、硬性鏡は診断と治療を同時に行えます。
細径の内視鏡を腟から子宮腔へ挿入し、カメラで子宮内部の状態を直接撮影します。検査には診断型(軟性)と手術型(硬性)があり、軟性鏡による検査は迅速で負担が少なく、多くの場合は麻酔なしで完了します。医師は検査結果に基づき、追加の治療や手術が必要かを判断します。
子宮腔と子宮内膜を直接観察し、子宮内病変を診断または治療します。
診断型(軟性):主に検査に使用し、多くの場合は麻酔を必要としません。 手術型(硬性):診断と治療を同時に行うことができ、通常は麻酔下で実施します。
月経終了後から排卵前に実施し、所要時間は約3~10分です。
| 項目 | 診断型(軟性)子宮鏡 | 手術型(硬性)子宮鏡 |
|---|---|---|
| 器具の外観 | 細長く、湾曲できる | 径が太く、湾曲できない |
| 主な用途 | 主に子宮腔内の状態を検査 | 診断と治療の両方に対応 |
| 機能 | 子宮内膜・子宮腔を観察し病変を診断 | 診断に加え治療も可能(ポリープ・筋腫の切除、癒着剥離など) |
| 管径 | 約 2~5 mm | 約 3~7 mm |
| 麻酔の要否 | 多くは麻酔不要 | 治療内容により麻酔が必要な場合あり |
| 検査/手術時間 | 約 3~10 分 | 約 5~20 分(治療内容による) |
| 適応 | 不妊検査、異常出血の原因評価、子宮内膜の状態評価など | 子宮ポリープ、粘膜下筋腫、子宮癒着、子宮中隔などの治療 |
診断型(軟性)子宮鏡検査は、多くの場合麻酔を必要としません。検査中に軽い異物感や一時的な圧迫感を感じることがありますが、通常は耐えられる程度です。痛みに敏感な方は、事前に鎮痛や麻酔について医師にご相談ください。
月経終了後から排卵前(月経周期の7~11日目)に受けることをおすすめします。
多くは当日帰宅でき、少量の出血や軽い痛みが出ることがありますが数日で和らぎます。
大量の子宮出血:視野を妨げ、検査精度が低下する可能性があります。
急性骨盤内感染症:感染拡大のリスクを抑えるため、感染が治まってから検査を行います。
妊娠中:子宮鏡検査は推奨されません。検査前に妊娠の可能性がないことを確認し、必要に応じて妊娠検査を行います。