👨🏻⚕ 卵管水腫(Hydrosalpinx)とは?『前編』
卵管は、女性の生殖器系において重要な役割を持つ器官です。
卵子を運び、卵子と精子が出会う場所となり、その後、受精卵が子宮へ移動して着床するのを助けます。
「卵管水腫」とは、卵管の末端が閉塞することで液体がたまり、卵管が腫れて膨らんだ状態を指します。
まるで水道管の出口が塞がれて、中の液体が外へ排出できず、膨らんでしまうような状態です。
🔍 なぜ卵管水腫は起こるのでしょうか?
卵管水腫の主な原因には、以下があります。
• 骨盤内感染。クラミジアや淋病などの性感染症でよく見られます
• 子宮内膜症
• 過去の卵管手術または骨盤内手術による癒着
• 子宮内処置後の感染合併症
• 骨盤内結核。比較的まれです
これらの要因により、卵管粘膜が損傷したり、狭くなったり、完全に閉塞したりすることがあります。その結果、液体がたまり、排出できなくなります。
🤒 どのような症状がありますか?
多くの場合、明らかな症状はありません。
しかし、妊娠には影響する可能性があります。
一部の女性では、以下のような症状が見られることがあります。
• 下腹部の重い痛み、または時々起こる差し込むような痛み
• おりものの増加
• 性交時の痛み
• 不妊。最初に気づく症状となることが多いです
• 子宮卵管造影 HSG や超音波検査で偶然見つかる
卵管水腫は、よく見られる一方で見過ごされやすい婦人科疾患です。妊娠の可能性に静かに影響していることがあります。
不妊でお悩みの方、または骨盤内手術や感染の既往がある方は、婦人科医と検査および今後の対応について相談することをおすすめします。
孕医は皆さまの願いが叶うことを心よりお祈りしています!

